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第31回 定期公演のお知らせ
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ある日の稽古場から オペラ彩 総合プロデューサー和田タカ子

ドラマの大詰め。
ドン・ジョヴァンニが改悛を迫る騎士長(石像)を拒み、
「NO!NO!」と叫び続ける。
急に涙があふれ、目の前が見えなくなった。
若くして戦争で散った靉光の自画像、
病に勝てなかった関根正二の少年、
村山槐多の娘、絶望のふちで描いた三岸節子の自画像
が交錯した。
この春から、力を得たいと美術館めぐりを始めていた。
五浦の岡倉天心から始まって、横山大観、下村観山、今村紫紅。
旅を続けて、横山操の「塔」の前で立ち止まった。
谷中の五重塔の焼け跡
で描いた作品だ。
この時に私はなぜか、「ドン・ジョヴァンニ」を思った。
美術の高橋さんが一稿を見せてくれた時、期せずして、横山操の代表作
「炎々桜島」を思い起こした。
大いなる物の声をきいたような気がした。
いつの世も時代を切り拓くのは、若者達のエネルギーだ。
今私達は、「NO!NO!」と信念を貫くことができるだろうか。
ふと問うてみたくなった。


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