特定非営利活動法人 オペラ彩

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オペラ「Turandot」

「トゥーランドット」作品解説

 その昔、トゥーランドットの祖にあたる美しい姫が異国の襲撃を受け、凌辱されてこの地に果てた。幾千年の時を経て、姫の怨念が絶世の美女トゥーランドットに乗り移る。その美貌に惹かれて北京にやって来た王子達に、トゥーランドットは結婚の条件として三つの謎を出し、答えられない者たちの首を容赦なく刎(は)ねた。
 人々の制止を振り切り、流浪の王子カラフが挑戦の銅鐸を叩く。謎を解いて求愛するカラフに、トゥーランドットは激しく動揺する。「明日の朝までに私の名を言い当てたなら、約束を反故にして、夜明けに命を絶とう」と、カラフが逆にトゥーランドット謎をかける。
 カラフの父、旧ダッタン王ティムールに付き添うリューが捉えられ、王子の名を明かすようにと酷しい責めを受ける。愛するカラフを命がけで守るリューの姿に、トゥーランドットの心が次第に溶けていく。カラフは自らトゥーランドットに名を告げる。
 ・・・愛なくして人は生きられるのか・・・ プッチーニはリューが命を絶つ場面までを書いて亡くなった。病状が悪化したためか、リューへの思い入れが強く、書き続けることができなかったのか。最後の部分はアルファーノによって完成された。


ヴィート・クレメンテ 指揮者

 バーリ国立音楽院「ニコロ・ピッチンニ」において、指揮科を優秀(満点)で修了。歌曲科、ピアノ科、吹奏楽編曲科、合唱指揮科、合唱音楽科、作曲科についても優秀(満点)で修了。さらに、キジアーナ音楽院にて研鑽を積む。ロベルト・ドゥアルテ、リーノ・マッローネ、グスタフ・クーン、チョン・ ミョン・フンに学ぶ。
 2002年ヨーロッパ共同体のフランコ・カプアーナ国際指揮者コンクール(課題:プッチーニ「マノン・ レスコー」)で第1位を獲得。また、オペラ彩で指揮したドニゼッティ作曲「マリア・ストゥアルダ」 公演は、その年の最も優れた演奏作品に贈られるとされる三菱UFJ信託音楽賞を受賞。ドニゼッティ作曲「ドン・パスクアーレ」~エンツォ・ダーラ演出~が、サン・パウロ新聞で最優秀賞を得る。
 イタリア、バーリ県管弦楽団(チッタメトロポリターナ・シンフォニー・オーケストラ)主席客演指揮者。オペラ彩では今公演「トゥーランドット」が「マリア・ストゥアルダ」「マクベス」「ラ・ボエーム」に続いて四作目の出演となる。


オペラ「Turandot」

指 揮 ヴィート・クレメンテ ヴィート・クレメンテ
演 出 直井 研二 直井 研二
プロデューサー 和田タカ子 和田タカ子
キャスト 23日(土・祝) 24日(日)
トゥーランドット 鈴木 慶江 鈴木 慶江 青盛のぼる 青盛のぼる
皇帝アルトゥム 田  大成 田  大成 田代  誠 田代  誠
ティムール 高橋 啓三 高橋 啓三 佐藤 泰弘 佐藤 泰弘
カラフ 村上 敏明 村上 敏明 大澤 一彰 大澤 一彰
リュー 佐藤美枝子 佐藤美枝子 登川直穂子 登川直穂子
ピン 吉武 大地 吉武 大地 原田 勇雅 原田 勇雅
パン 持齋 寛匡 持齋 寛匡 浅野 和馬 浅野 和馬
ポン 工藤 和真 工藤 和真 布施 雅也 布施 雅也
官吏 星野  淳 星野  淳 福井 克明 福井 克明
  • 合唱オペラ彩合唱団
    東邦音楽大学 / 東邦音楽短期大学 / 東邦音楽大学附属東邦第二高等学校 有志
  • 児童合唱みどりのそよ風児童合唱団 うずら児童合唱団 児童合唱団和光ジョイアンジェリ
  • 管弦楽アンサンブル彩
  • バンダ東邦音楽大学 / 東邦音楽短期大学 有志
  • 助演東京創作舞踊団 他
  • 美術大沢 佐智子
  • 照明坂本 義美(龍前照明)
  • 舞台監督加藤 正信(加藤事務所)
  • 衣裳藤井 百合子
  • 大道具(有)イトウ舞台工房
  • 小道具加藤事務所
  • ヘアーメイク丸善かつら
  • 音響齊藤 順子
  • 字幕㈱アルゴン社
  • 合唱指揮・副指揮苫米地英一
  • 副指揮松村 大喜
  • 演出助手舘 亜里沙
  • コレペティトール栁橋 幸子 今野 菊子 新保 あかり
  • インスペクター南 幸子
  • 主催特定非営利活動法人オペラ彩 和光市 (公財)和光市文化振興公社
  • 助成公益財団法人三菱UFJ信託芸術文化財団
    平成29年度 文化庁 文化芸術創造活用プラットフォーム形成事業
  • 認定公益社団法人企業メセナ協議会
  • 後援 イタリア大使館 イタリア文化会館 イタリア大使館 観光促進部 埼玉県
    埼玉県教育委員会 朝霞市 志木市 新座市 和光市教育委員会 朝霞市教育委員会
    志木市教育委員会 新座市教育委員会 和光市商工会 朝霞市商工会 志木市商工会
    新座市商工会 (公社)全埼玉私立幼稚園連合会 (社)朝霞地区医師会 朝霞ロータリークラブ
    志木ロータリークラブ 新座ロータリークラブ 和光ライオンズクラブ 朝霞ライオンズクラブ
    (公財)日伊協会 埼玉県合唱連盟 全日本オペラネットワーク
  • 協力(有)加藤事務所 鎌倉漱石の会 東京衣裳(株)

オペラ彩のあゆみ

 1984年、オペラ彩の前身である朝霞オペラ振興会を設立。指揮大勝秀也、演出中村敬一の両氏等と共に、メノッティや邦人の小品を数多く上演し、活動の礎を築く。
 1991年、第8回定期公演オペラ「泣いた赤鬼」から演出に直井研二氏を招き、制作、スタッフ、出演者が一丸となって音場空間を生かした新しいオペラ創りに挑み、斬新で意欲的な公演と高い評価を得る。「泣いた赤鬼」の移動公演を望む声が合い次ぎ、出前公演を開始する。
 2002年、第18回定期公演モーツァルト「魔笛」から和光市民文化センターを拠点に活動を開始、クオリティの高いグランドオペラを連続上演して今日に至る。
 2003年、名称をオペラ彩に変更。2007年、法人格を取得して特定非営利活動法人オペラ彩に移行する。
 二度にわたるモーツァルト4大オペラの連続上演(1995~03年)、プッチーニシリーズ(2004~07年)、ヴェルディシリーズ(2008~10年)が高い評価を得る。「トゥーランドット」佐川吉男音楽賞奨励賞、「ナブッコ」三菱UFJ信託音楽賞奨励賞受賞と国内の大きな賞を連続受賞して、注目を集める。
 第27回定期公演オペラ「ゼッキンゲンのトランペット吹き」日独交流150周年記念参加事業(2011年)、第28回定期公演「アドリアーナ・ルクヴルール」(2012年1月)、第29回定期公演「マリア・ストゥアルダ」(2012年12月)、設立30年記念公演「マクベス」(2013年9月)、第31回定期公演「椿姫」(2014年11月)、第32回定期公演「ランメルモールのルチア」(2015年12月)、第33回定期公演「ラ・ボエーム」(2016年12月)と、グランドオペラのヒット作が続く。
 文化庁支援事業「文化芸術による創造のまち支援事業」(和光市2005・06年度)、埼玉県文化振興基金助成事業「オペラってなんだ!?」(2007年度)、「オペラってなんだ!?パート2」(2008年度)、「オペラはこうして作られる」(2012年度)、「歌いつごう日本の名歌、語りつごう日本の文化」(2013年度)等を担当、地域との連携を図りながら独自のオペラ活動を行なっている。
 オペラの振興を願って2007年から開始した「オペラ勧進…和田タカ子歌と芸術よもやま話」は111回を数え、参加者によるオペラ支援の輪が広がっている。
 浜田広介原作によるオペラ「泣いた赤鬼」の移動公演は80回を超え、子供たちから感動のメッセージが数多く寄せられている。今年度は8回の移動公演を予定。親子三代が一緒に楽しめるオペラとして人気を博している。

受賞歴

第23回定期公演オペラ「トゥーランドット」第5回佐川吉男音楽賞奨励賞受賞(2007年)
第24回定期公演オペラ「ナブッコ」第5回三菱UFJ信託音楽賞奨励賞受賞(2008年)
第29回定期公演オペラ「マリア・ストゥアルダ」第21回三菱UFJ信託音楽賞受賞(2013年)
和光市文化功労賞受賞(2015年度)

過去の定期公演