特定非営利活動法人 オペラ彩

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オペラ「ラ・ボエーム」制作にあたって

 19世紀中葉のパリ、屋根裏部屋で共同生活を送るボヘミアン達。誰のでも構わない、1枚の絵が売れるとそれで食べ物を買い、飲み物を買い、仲間が集って飲んで歌い、激論を戦わせる…印象派の画家の多くはブルジョア家庭に育った子息だと言われています。「ラ・ボエーム」の主人公、ミミは、 これまでに出会った人たちとは違う、貧しくも自由を謳歌するパリの若き芸術家たちの姿に、一時の夢を見たのではないでしょうか。
 この春、パリ・モンマルトルを訪ねました。世に出る前の芸術家達が住んでいた、洗濯船といわれる当時のアパートが美術館として残されています。パリを見下ろすモンマルトルの丘は今も内外から集まる芸術家たちの聖地、観光客で賑わう歓楽街も健在です。高級住宅街に変わっても、何かあればお互いを助ける下町的な雰囲気が今も残るといいます。
 ファンタン=ラトゥールが描いた、マネを中心に集う若き芸術家達の肖像「バティニョール地区のアトリエ」を見ていると、訪ねてきたミミの、扉を叩く音が聞こえてくるような気がします。

プロデューサー 和田タカ子

ヴィート・クレメンテ 指揮者

 バーリ国立音楽院「ニコロ・ピッチンニ」において、指揮科を優秀(満点)で修了。歌曲科、ピアノ科、吹奏楽編曲科、合唱指揮科、合唱音楽科、作曲科についても優秀(満点)で修了。さらに、キジアーナ音楽院にて研鑽を積む。ロベルト・ドゥアルテ、リーノ・マッローネ、グスタフ・クーン、チョン・ ミョン・フンに学ぶ。
 2002年ヨーロッパ共同体のフランコ・カプアーナ国際指揮者コンクール(課題:プッチーニ「マノン・ レスコー」)で第1位を獲得。また、オペラ彩で指揮したドニゼッティ作曲「マリア・ストゥアルダ」公演は、その年の最高の演奏をした団体に与えられる三菱UFJ信託音楽賞を獲得。ドニゼッティ作曲「ドン・パスクアーレ」~エンツォ・ダーラ演出~が、サン・パウロ新聞で最優秀賞を得た。
 イタリア、バーリ県管弦楽団(チッタメトロポリターナ・シンフォニー・オーケストラ)主席客演指揮者。オペラ彩では「マリア・ストゥアルダ」「マクベス」に続いて三作目の出演となる。


オペラ「La Boheme」

指 揮 ヴィート・クレメンテ
演 出 直井 研二
プロデューサー 和田タカ子
キャスト 10日(土)18:00 11日(日)14:00
ミミ 佐藤美枝子 鈴木 慶江
ロドルフォ 村上 敏明 城  宏憲
マルチェッロ 村田 孝高 星野  淳
ムゼッタ 登川直穂子 鷲尾 麻衣
ショナール 藤山 仁志 吉武 大地
コッリーネ 小野 和彦 佐藤 泰弘
ベノア 矢田部一弘 (両日)
アルチンドーロ 福井 克明 (両日)
パルピニョール 石塚 幹信 (両日)
軍曹 伊東 達也 (両日)
税関兵 鷲尾 裕樹 (両日)
  • 合唱オペラ彩合唱団 東邦音楽大学附属第二高等学校 / 東邦音楽大学 / 東邦音楽短期大学 有志
  • 児童合唱みどりのそよ風児童合唱団 うずら児童合唱団
  • 管弦楽アンサンブル彩 コンサートマスター 平澤 仁
  • バンダ東邦音楽大学
  • 美術大沢 佐智子
  • 照明坂本 義美(龍前照明)
  • 舞台監督加藤 正信(加藤事務所)
  • 衣裳藤井 百合子(東京衣裳株式会社)
  • 大道具(有)イトウ舞台工房
  • 小道具加藤事務所
  • ヘアーメイク丸善かつら
  • 音響齊藤 順子
  • 字幕㈱アルゴン社
  • 合唱指揮・副指揮中橋健太郎左衛門
  • 児童合唱指導谷 礼子
  • 演出助手舘 亜里沙
  • コレペティトール栁橋 幸子 今野 菊子 新保 あかり
  • インスペクター南 幸子
  • 主催特定非営利活動法人オペラ彩 和光市 (公財)和光市文化振興公社
  • 助成公益財団法人三菱UFJ信託芸術文化財団
    文化庁「文化芸術による地域活性化・国際発信推進事業」
  • 認定公益社団法人企業メセナ協議会
  • 後援 イタリア大使館 イタリア文化会館 イタリア大使館 観光促進部 埼玉県 埼玉県教育委員会
    朝霞市 志木市 新座市 和光市教育委員会 朝霞市教育委員会 志木市教育委員会 新座市教育委員会
    和光市商工会 朝霞市商工会 志木市商工会 新座市商工会 (公社)全埼玉私立幼稚園連合会
    (社)朝霞地区医師会 和光ロータリークラブ 朝霞ロータリークラブ 志木ロータリークラブ
    新座ロータリークラブ 和光ライオンズクラブ 朝霞ライオンズクラブ (公財)日伊協会
    (特)日本ヴェルディ協会 埼玉県合唱連盟
  • 協力(有)加藤事務所 鎌倉漱石の会

オペラ彩のあゆみ

 1984年、オペラ彩の前身である朝霞オペラ振興会を設立。指揮大勝秀也、演出中村敬一の両氏等と共に、メノッティや邦人の小品を数多く上演し、活動の礎を築く。  1991年、第8回定期公演オペラ「泣いた赤鬼」から演出に直井研二氏を招き、制作、スタッフ、出演者が一丸となって音場空間を生かした新しいオペラ創りに挑み、斬新で意欲的な公演と高い評価を得る。「泣いた赤鬼」の移動公演を望む声が合い次ぎ、出前公演を開始する。
 2002年、第18回定期公演モーツァルト「魔笛」から和光市民文化センターを拠点に活動を開始、クオリティの高いグランドオペラを連続上演して今日に至る。
 2003年、名称をオペラ彩に変更。2007年、法人格を取得して特定非営利活動法人オペラ彩に移行した。
 二度に亘るモーツァルト4大オペラの連続上演(1995~03年)、プッチーニシリーズ(2004~07年)、ヴェルディシリーズ(2008~10年)が高い評価を得る。「トゥーランドット」(2007年)佐川吉男音楽賞奨励賞、「ナブッコ」(2008年)三菱UFJ信託音楽賞奨励賞受賞と国内の大きな賞を連続受賞して、注目を集める。
 第27回定期公演オペラ「ゼッキンゲンのトランペット吹き」日独交流150周年記念参加事業(2011年)、第28回定期公演「アドリアーナ・ルクヴルール」(2012年1月)、第29回定期公演「マリア・ストゥアルダ」(2012年12月)、設立30年記念公演「マクベス」(2013年9月)、第31回定期公演「椿姫」(2014年11月)、第32回定期公演「ランメルモールのルチア」(2015年12月)と、グランドオペラのヒット作が続く。
 文化庁支援事業「文化芸術による創造のまち支援事業」(和光市2005・06年度)、埼玉県文化振興基金助成事業「オペラってなんだ!?」(2007年度)、「オペラってなんだ!?パート2」(2008年度)、「オペラはこうして作られる」(2012年度)、「歌いつごう日本の名歌、語りつごう日本の文化」(2013年度)を担当、地域との連携を図りながら独自のオペラ活動を行なっている。
 オペラの振興を願って2007年から開始した「オペラ勧進…和田タカ子歌と芸術よもやま話」は本年11月には100回を数え、参加者によるオペラ支援の輪が広がっている。
 浜田広介原作によるオペラ「泣いた赤鬼」の移動公演は70回を超え、親子三代が一緒に楽しめるオペラとして人気を博している。子供達からも感動のメッセージが数多く寄せられている。

受賞歴

第23回定期公演オペラ「トゥーランドット」第5回佐川吉男音楽賞奨励賞受賞(2007年)
第24回定期公演オペラ「ナブッコ」第5回三菱UFJ信託音楽賞奨励賞受賞(2008年)
第29回定期公演オペラ「マリア・ストゥアルダ」第21回三菱UFJ信託音楽賞受賞(2013年)
和光市文化功労賞受賞(2015年度)

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