作品について
…互いに心寄せ合うルチアとエドガルド。エドガルドがルチアの兄、エンリーコの宿敵レーヴェンスウッド家の当主であったことから、ルチアの悲劇が始まります。
衰退をたどるアシュトン家復興のために、ルチアと有力貴族アルトゥーロとの政略結婚をもくろむエンリーコ…
原作は、17世紀にスコットランドで実際に起こった事件をもとに書かれた、ウォルター・スコットの小説、「ラマームーアの花嫁」です。カンマラーノの台本は、歴史的な背景をカットし、登場人物を減らして、オペラの特性を生かした作品となっています。
ルチアが3幕で歌う「狂乱の場」があまりにも有名で、日本でも愛好者の多いドニゼッティの「ランメルモールのルチア」ですが、ベル・カント・オペラの最高峰に位置し、イタリア19世紀初頭を代表する作品として知られています。
ドニゼッティが学んだボローニャから、ヨーロッパで活躍する女性指揮者の第一人者、ニコレッタ・コンティを招聘し、オペラ彩が最高の布陣でおおくりする「ランメルモールのルチア」。
どうぞご期待ください。
「マリア・ストゥアルダ」「マクベス」に続いて、「ランメルモールのルチア」がスコットランドを題材にしたオペラ彩の3作目にあたることから、思い立って、この春、スコットランドを訪ねました。ウォルター・スコットの巨大な像が立つグラスゴーの市庁舎前には、いまだ独立運動の熱冷めやらず、といった面持ちの市民が大勢集まっていました。澄みきった青空、凛としたたたずまいの町のあちらこちらに黄色のラッパ水仙がこぼれるように咲いていました。エジンバラの近く、北海に面した丘陵にラマームーアの地名があります。
ニコレッタ・コンティ 指揮者
イタリア・ボローニャ出身。ミラノ国立音楽院、ボローニャ国立音楽院、ボローニャ大学大学院修了。F.フェッラーラ、レオナード・バーンスタイン、小澤征爾、K.マズーア等の各氏に師事。パヴァロッティ、レナート・ブルゾン、レオ・ヌッチ、ライナ・カバイヴァンスカ、ダニエラ・デッシー他の著名な歌手と共演した他、フィオレンツァ・コッソットとのオペラ「イル・トロヴァトーレ」で来日し、大成功を収める。優れた音楽家に贈られるミネルヴァ賞芸術部門をイタリア人女性音楽家として初受賞したほか、2006年共和国騎士号をC.A.チャンピ大統領より授与され、2008年にはモデナ、パヴァロッティ劇場にてプロフィーロ・ドンナ賞を受賞。好評を博した昨年度のオペラ彩「椿姫」に続い ての来日。
オペラ「Lucia di Lammermoor」
指 揮 | ニコレッタ・コンティ |
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演 出 | 直井 研二 |
プロデューサー | 和田タカ子 |
キャスト | 5日(土) | 6日(日) |
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ルチア | 佐藤美枝子 | 出口 正子 |
エドガルド | 中島 康晴 | 村上 敏明 |
エンリーコ | 須藤 慎吾 | 星野 淳 |
アルトゥーロ | 布施 雅也 | 小堀 勇介 |
ライモンド | 佐藤 泰弘 | 矢田部一弘 |
アリーサ | 石川 紀子 | 河野めぐみ |
ノルマンノ | 石塚 幹信 | 吉見 佳晃 |
- 合唱オペラ彩合唱団 東邦音楽大学附属第二高等学校 / 東邦音楽大学 有志
- 管弦楽アンサンブル彩 コンサートマスター 平澤 仁
- 美術大沢 佐智子
- 照明坂本 義美(龍前照明)
- 舞台監督加藤 正信(加藤事務所)
- 衣裳藤井 百合子(東京衣裳株式会社)
- 大道具(有)イトウ舞台工房
- 小道具加藤事務所
- ヘアーメイク丸善かつら
- 音響齊藤 順子
- 字幕㈱アルゴン社
- 合唱指揮・副指揮田邉 賀一
- 演出助手舘 亜里沙
- コレペティトール栁橋 幸子 今野 菊子 新保 あかり
- インスペクター南 幸子
- 主催特定非営利活動法人オペラ彩 和光市 (公財)和光市文化振興公社
- 助成公益財団法人三菱UFJ信託芸術文化財団
文化庁「文化芸術による地域活性化・国際発信推進事業」 - 認定公益社団法人企業メセナ協議会
- 後援 イタリア大使館 イタリア文化会館 イタリア大使館 観光促進部 埼玉県 埼玉県教育委員会
朝霞市 志木市 新座市 和光市教育委員会 朝霞市教育委員会 志木市教育委員会 新座市教育委員会
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埼玉県合唱連盟
- 協力(有)加藤事務所 鎌倉漱石の会